投稿日:2018年07月12日
カテゴリ:工場関係
キーワード:ナトリウム 熱中症 熱中症対策 塩飴
投稿日:2018年07月12日
カテゴリ:工場関係
キーワード:ナトリウム 熱中症 熱中症対策 塩飴
皆さん、こんにちは。
サッカーワールドカップ日本代表惜しかったですね。
もう少しで歴史的快挙のベスト8。
途中までこれはイケる!と思えただけに本当に残念です。
さて、今回のテーマは「熱中症対策」についてです。
水を飲むのは甘えだ!気合で乗り切るのだ!
というような根性論ではどうにもならないのが熱中症です。
サッカー日本代表選手もこまめに水分補給してますしね。
熱中症の原因は過剰な発汗による水分と塩分不足です。
夏場の工場内はかなり暑く汗もかきやすい環境です。
工場において熱中症対策は最も気を遣うことの一つであり、
こまめな休憩、水分補給、塩分補給は必須対策です。
普通の水でも良いのですが、水は飲みすぎると血中の
ナトリウム成分が薄まってしまい水中毒になる危険があります。
それを補うのが塩飴です。
塩飴はナトリウムを豊富に含んでいるため
熱中症だけでなく水中毒も防ぐ効果もあります。
そのほかクールベストやファン付きヘルメットを支給したり、
夏場の環境を改善するような工事を施工したりと
工場では様々な熱中症対策に取り組んでいます。
また工場は一人で働く場所ではないため体調の悪そうな仲間には
休憩を促し、その分を皆で補うといったチームワークも重要です。
仕事をするうえで安全に作業することは何よりも大事なことです。
とはいえ熱中症のリスクは何も工場に限った話ではありません。
ワールドカップでの夜更かしもほどほどに
バランスのよい食事としっかりとした睡眠をとり
体調管理に気を配り夏の暑さに負けない身体を作りましょう。
投稿日:2018年06月21日
カテゴリ:原料
キーワード:食品製造副産物 小麦
こんにちは!
このブログがUPされる頃、本州はそろそろ初夏を迎える頃でしょうか。
筆者の勤務地の北海道では原稿を書いている今現在、
暑かったり寒かったりとまだまだ気候の変動は大きいです。
ただ、本州から来られる方は湿度が低いので日中は非常に快適に感じるかと思います。
6、7月に北海道にこられる方、半袖・短パンだけで来られてはダメですよ~
え?なんでかって?
朝晩はまだまだ北海道はひんやりと寒いです!!
最高気温だけで判断しては風邪を引いてしまいますのでご注意を。
北海道に来られたことが無い方はピンとこないかもしれませんが、
北海道は5月にやっと桜が開花します。
その頃は一斉に梅も含めて花が咲き乱れます。
待ちに待った『春』到来です。
そう、本州とは約2ヶ月遅れで春がやって来ます。
夏はというと真夏は非常に短く、『蒸し暑い!!寝苦しい!!』と感じるのはお盆前後の実質約2週間程です。
最近筆者が良く感じる事は北海道産小麦のパンや麺がスーパー、コンビニでも以前より棚に並ぶ機会が増えたことです。
また、北海道産米も収量・味覚ともに日本を代表する産地となりました。
海産物もそうですが、美味しいものが多く、
個人的な悩みの種は美味しいものが多いので『北海道に来たら痩せられるわけないでしょ!』という事です。
それだけ美味しいものがいっぱいあります。是非皆様、仕事・プライベート問わず一度は北海道にお越しください!
さて、ここに行き着くまでに気候や食べ物の話題しか書いていませんでしたが、本業の原料調達についても記載していこうと思います。
稲作・畑作農家さんは本州と比べ雪解け~降雪するまでが勝負です。
この時期に適切な降雨量や日照時間が十分無いと美味しい農作物を収穫できません。
北海道の作物収穫は年一発勝負です。
その年に失敗するともう翌年までできません(二毛作ができないという事です)。
(筆者が昨年成育状況を視察した際の小麦です。)
そんな農家さんが一生懸命育てて頂いた作物がそのままの形だったり、加工されて私たち人が口にする食品となります。
様々な業界で製品・商品には「規格」が定められておりますが、
その規格を逸脱していると食品向けの商品価値は無くなります。
当たり前のことですが、
食品規格を外れてしまった作物や食品にも多くの栄養が含まれております。
そのまま廃棄するのはMOTTAINAI!!
ということで、人向けに商品化できないものを我々飼料メーカーでは
一部使用させて頂いております。
当然ですが、飼料にも基準・法律がありますので、
何でもかんでも使用している訳ではありません。
現物確認を行い、残留農薬や一般成分値等、
基準値内であるか確認を取りますのでご安心を。
(賞味期限切れの惣菜パンを飼料向けに粉砕・加熱加工された原料です。)
業務でもプライベートでも今年はどんな実りのある夏~秋になるのでしょうか。
皆様、美味しい旬な食べ物を食べて夏を乗り切っていきましょう!
投稿日:2018年06月06日
カテゴリ:畜産飼料事業
キーワード:AI センサー デザミス株式会社 U-motion 人工知能
皆様こんにちは!!
そろそろ夏の暑さが近づいてきた感じがする今日この頃ですが、朝晩冷え込み、昼は暖かかったり、寒暖の差により体調を崩されるお客様も少なくありません。
この時期、気温の変化で体調を崩すのは人間だけではありません。
そう、牛さんも体調を崩してしまいがちなのです。
風邪(風邪とは言いませんが・・・)をひいたり、食欲が無くなったり。
人間と一緒です。
一刻も早く体調不良の牛を見つけてあげて、治療してあげないといけません。
人間のように、「あー今日体調悪いわ」とか「風邪気味だから病院行こう」とか出来ないですからね。
そんな時、牛のお父さんお母さんである農家の人たちは、
「あれ?この牛は餌食べに来ないな」とか「いつもより元気が無いな」という牛のシグナルを見つけて治療してあげるのですが、100頭、1,000頭と頭数の多い農家さんや、一日中牛舎に居る事の出来ない農家さんは、全ての牛のシグナルをタイムリーに見つける事が非常に難しいのが現実です。
どうにかならないものか・・・
そんな時、お役に立てる商品がこちらです。
U-motionて何???
U-motionとは、
デザミス株式会社様(弊社と2017年9月に業務提携契約を締結)が開発した、牛の首に装着した専用センサーで、
「採食、飲水、動態、反芻、横臥」
などの行動をリアルタイムに把握、蓄積する事が出来るシステムの名称です。
簡単に言うと、牛が何をしているかを24時間リアルタイムに農家さんが把握する事が出来るんです。
しかも、AIがデータを蓄積する事により、「あれ?この牛ちょっと体調悪いかも」という牛をピックアップし、農家さんへアラート連絡してくれるようになるんです。
まるで何人もの子供を育てた熟練のお母さんのように、わが子の変化を症状が出る前に見つけ、対応する。人工知能から愛を感じます。
このU-motion。実は、今お話しした疾病アラートの他にも様々な機能があります。
発情察知、起立困難牛察知etc。さらに今後は、蓄積したデータを使って・・・
これから先は、又の機械に・・・失敬、又の機会に。
牛と先端テクノロジーが繋がって、畜産業界に新たな風が吹き始めております。
ご興味のあるかたはお近くの日清丸紅飼料大動物部にお問い合わせ下さい!!
U-motionがついて安心の牛さん。
投稿日:2018年05月21日
カテゴリ:畜産飼料事業
キーワード:あおなみ線 ピクア 種豚 国際養鶏養豚総合展 中吊り広告
みなさまこんにちは。
五月晴れの気持ちがいい天気ですね!
こんな季節は外出してみませんか?
本日は、このブログでも何度かご紹介した、高能力種豚
を国際養鶏養豚総合展(5月30日~6月1日)に出展します!
この展示会は3年に1回開かれ、
養鶏・養豚に関する最先端の施設や資材、技術が展示されます。
3日間で延べ2万人以上が来場する、養鶏・養豚に関する国内最大の展示会です。
『種豚について体系立った情報が知りたい』
『GP(種豚の親)の映像が見たい』
『育種の専門家とじっくり話がしたい』
そのような養豚関係者の皆さまのリクエストに
お応えできるようなブースをご用意しました。
ブースにはピクアを生産するピクアジェネティクス㈱の方、
ピクアの供給元である英国JSR Genetics社の方、
もちろん日清丸紅飼料㈱の営業担当も関係者総出で
みなさまのお越しをお待ちしております。
そして5月31日10時からはJSR Genetics社の講師による
プレゼンテーションがあります。
めったにない機会ですので是非ご来場ください!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【 展 示 】
場 所:ポートメッセなごや (名古屋市国際展示場)
愛知県名古屋市港区金城ふ頭2‐2
日 時:5月30日(水)~6月1日(金)
9:00~17:00(最終日は16:00まで)
ブース:B44
【 プレゼンテーション 】
場 所:ポートメッセなごや (名古屋市国際展示場)
交流センター3階 第2会場(第4会議室)
演 題:PIQUA(GP90)の最新情報について
~PIQUAとJSRジェネティクス社の種豚戦略~
日 時:5月31日(木)10:00~10:50
その他:聴講無料
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
なお、5月28日~6月3日は名古屋駅から会場最寄駅までの
アクセスに利用していただくあおなみ線(名古屋臨海高速鉄道)の
中吊り広告に、なんとピクアが登場します!
期間中あおなみ線をご利用される方は
ぜひ、ピクアの広告を探してみてください!!
投稿日:2018年05月11日
カテゴリ:畜産飼料事業
キーワード:たまごニコニコ大作戦! ニワトリ 鶏卵 卵 日本卵業協会
GWも明けて数日が経ちましたが、
みなさんはもう元の生活のリズムは取り戻すことができましたか?
毎年この時期はリズムが崩れてぼんやりしてしまいます。
さて、今回は「卵を産むニワトリ=採卵鶏」のお話です!
突然ですがニワトリはいつ卵を産むと思いますか?
イメージ通り朝産みます。それは、ニワトリが卵を産む間隔(性周期)と、
日照時間が関係しているのです。
ニワトリの産卵の間隔は約1日です。約といったのはズレがあり、
産卵がお昼過ぎの暗くなってからの時間になった場合は、
翌日の午前に持ち越されます。
その為、ニワトリは1年間で1羽あたり300個近い卵を産むのです!
ほぼ毎日卵を産むなんてすごいですよね!
さらに、季節で見るとニワトリは春に産卵が促進され、
秋口から産卵が抑えられるような体の仕組みになっていて、
養鶏場の方はその「ニワトリの習性」を利用し、
「定時・定量・定質」な卵を生産する為、日々努力されています!
卵は『完全栄養食品』とよばれるくらい栄養価の高い食品で、
私たちの食卓になくてはならない食品です。
1日1個と言わず2個、3個美味しく食べましょう!!
・・・え?コレステロールが気になるから1個にしておく?
・・・はい。「卵は1日1個!食べ過ぎダメ、絶対!」これが定説でした。
ところがこの定説は誤りだったことが分かりました。
「鶏卵は健康な人の血中コレステロール値を上昇させない」
この研究発表を厚生労働省も認めています!
日本卵業協会では、「たまごニコニコ大作戦!」と銘打って、
素晴らしい完全栄養食品である卵の魅力をもっと広めようと
面白いイベントを各地で行っています。
協会ホームページには卵の知識が分かりやすく沢山掲載されております。
興味がある方はぜひホームページにお立ち寄りを!
さあ、連休が明けてすっきりしない身体も心も、
卵をたくさん食べて乗り切りましょう!
投稿日:2018年05月01日
カテゴリ:畜産飼料事業
キーワード:5月5日 うずら うずらの日 日本養鶉協会
いよいよゴールデンウィーク直前となりました!
みなさんのご予定は・・・?!
連休中の5月5日は・・・こどもの日、ですね。
さて、本日はこの「5月5日」が別の記念日でもあることをご紹介させてください!
おや?このかわいい子達は誰でしょう・・・
そう、うずらです!!
実は、昨年春に5月5日は『うずらの日』として記念日登録されました!
そしてこの登録を申請されたのが、日本養鶉協会です。
当協会は、全国各地でうずらを飼養する養鶉(ようじゅん)
農家の方々から構成される団体です。
【記念日登録証】
日本養鶉協会の皆様、記念日認定おめでとうございます!!
はて?
でもなぜ5月5日?
と思われた方、日本養鶉協会が挙げている理由いくつかあります。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ 5月は陰暦で『鶉月(うずらづき)』と呼ばれる
◆ 戦国時代の武将が、
ウズラの鳴き声を『御吉兆(ごきっちょう)』と聴き取り、
その縁起の良い声を聴いて出陣したとの言い伝えが残っている
◆ その鳴き声は希望や明るい未来も連想させ男子の成長を祈る
端午の節句にふさわしい
◆ 『御吉兆』を『5吉兆』と読むと、5が重なる5月5日はまさに
吉兆(よいこと、めでたいこと)が重なるめでたい日になる
◆ 若(武)者に対し吉兆は「待つのではなく、自らつかみに行け!」
との思いから「GO」と「5」を掛けた
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
なるほど!
鳴き声と縁起の良さをかけてうまれた記念日なのですね。
あれ、でもうずらの鳴き声って聞いたことない、と思った方
ぜひインターネットで「うずら 鳴き声」と検索してみてください!
※ごきっちょう、と聞こえるかは人それぞれですが...
うずらは日本人が家禽化し世界に広まったと言われており、
うずら産業を後世に繋げてゆくためにも
「もっともっと、うずらを知っていただきたい」
との想いから日本養鶉協会は、今回の申請に至ったとのことです。
当協会の本木会長は
「うずらの卵は一般的にビタミンB12や鉄分をはじめ
栄養価の高い成分が多く含まれ食べやすいサイズの為、
良質なタンパク源・栄養源を手軽に摂取できます。
今後記念日がイベントとして機能し、
業界関係者が携わる催しを将来的には作りたい」
と記念日認定に対する想いを語ってくださいました。
栄養価が高いうずらの卵
串揚げも美味しいですよね♫
冷たいお蕎麦に添えてあるのもいいですね~
おっと食べ物の話になるとついつい・・
小さなうずらの卵ですが、栄養はバッチリ!
皆さんも、うずらの卵を食べて元気に5月を過ごしましょー!!
投稿日:2018年04月17日
カテゴリ:水産飼料事業
キーワード:うなぎ養殖 イトメイト ウナギ
みなさんこんにちは!
少しずつ日も延び暖かくなってきましたね。
とは言っても、まだまだ寒い日の朝は布団が恋しいことも......
水産業界の朝について、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
朝日を浴びながら船の上で作業を行うマダイやブリの養殖。
威勢のいい声が飛び交いながらセリが行われる魚市場など......
海水魚に関するイメージが強いかもしれません。
もちろん淡水魚養殖も朝が早いです!
今や高級な魚であるウナギの養殖もその一つ。
朝夕の給餌や出荷・選別作業ほか、何十万、何百万尾規模での管理を行うので
時間と手間がかかります。
特に冬から春先にかけては、
種苗であるシラスウナギが養殖業者さんのもとに導入されるため、
より一層神経を使う時期になります。
日本から約2,000㎞も離れたマリアナ諸島付近で生まれ、
東アジアの河川に着岸したシラスウナギを、
養殖業者さんのもとで大きく育てていくのですから、
最初の餌付けが特に重要になります。
ウナギ用飼料のトップシェアを誇る当社の主力製品"イトメイト"は、
シラスに人工飼料のおいしさを覚えさせるペースト状の初期飼料です。
飼料を覚えさせて餌付けするには、
「匂い」や「味」の他に、「柔らかさ」などの物性がカギとなり、
当社の長年にわたるノウハウと実績が多くの養殖業者さんから信頼を獲得しています。
この初期飼料で人工飼料に慣れてもらったら、
次は配合飼料と魚油と水を練り合わせた餅状の飼料を与えます。
この配合飼料は粉末状で、タンパク源となるアジやイワシなどの魚粉、粘結剤になるでん粉などが含まれています。
魚の成長度合いや健康状態に合わせて与える量などを調整し、
シラスから成鰻(せいまん)へと育てていくのですね。
実際、養殖現場での給餌風景を見させていただくと、
日に日に魚が大きくなっていくのがよくわかります!
一般的に「泳ぐプラチナ」とまで呼ばれる貴重なウナギの養殖は、
養殖業者さんの毎日の苦労があって続いています。
もし召し上がる際は、少しでも思い出していただければ幸いです。
それでは皆様、お身体にお気をつけてお過ごしください。
投稿日:2018年04月12日
カテゴリ:畜産飼料事業
キーワード:コツワルド種 ピクアジェネティクス ピクア種 ピクア倶楽部 日本コツワルド清浄豚協会
4月がスタートしました!新年度ですね!
みなさん、お花見には行かれましたか?
今年は例年と比べ開花が早かったようですね!
今日は、その名を新たにスタートした団体をご紹介します。
先月、3月20日に都内会場にて、
日本コツワルド清浄豚協会総会が開催されました。
当会は、コツワルド種を飼育する養豚事業者様ならびに
コツワルド種を取り扱う関係会社がより高品質な豚肉生産に向けて協力し、
親睦を深める目的で1998年にスタートしました。
今回で20回目を迎え、長年のご愛顧に感謝するとともに、
昨年より新種豚【ピクア】が販売開始になったこと、
また、今年3月にコツワルドジャパン㈱からピクアジェネティクス㈱に
社名変更されたことを受け協会名を一新させ、
総会で新しい協会名が決まりました!
新協会名は・・・
です!
そもそも、「倶楽部」って?と疑問に思い、
そのルーツを辿ると、発祥は18~19世紀の近代ヨーロッパとされ、
共通の趣味・興味を持つ仲間が定期的に集まり形成される
社交・親睦の場を目的とする会員制の団体との説もあります。
ピクア倶楽部の金澤会長からは当社やコツワルドとの出会いと
これまでの歴史、また技術陣からはピクアの直近の成績報告があり、
皆さん真剣に耳を傾けていました。
ピクア倶楽部とその名を新たにスタートした当協会ですが、
その目的とするところは20年前と変わらず、
生産者様とピクア種に関わる全ての人々が、より良い養豚事業を目指す
仲間、同志であるということを示す会でもあると、感じました。
「これからもピクア倶楽部をよろしくお願いします!!」
投稿日:2018年03月19日
カテゴリ:畜産飼料事業
キーワード:コンテスト 飼料用米 豚 農林水産大臣賞 平田牧場
皆さまこんにちは。
春がすぐそこに感じられる陽気になってきました。
さて、今日は飼料用米のお話です。
日本人の主食、お米。
お米にはコシヒカリに代表される食用米のほかに
きたあおば、べこあおばなどの飼料用の品種があります。
食用米と比較した際の特徴としては、
・単位面積当たりの収量が多い
・家畜の嗜好性に優れる
・栽培に手がかからない
という点があります。
写真中央の飼料用米は、右側のコシヒカリと比較して
茎が太くて丈夫です。
飼料用米は政府の後押しもあって近年生産量が増加しています。
出典:農林水産省
先日、一般社団法人日本養豚協会が主催する
「第一回 飼料用米活用畜産物ブランド日本一コンテスト」
が開催され、2017年度の農林水産大臣賞(大賞)を
当社のお客様、株式会社平田牧場様が受賞されました。
おめでとうございます!
平田牧場様では全ての肥育豚に飼料用米を給餌していて
その数量は年間12,000トンにもなります。
(取扱数量日本一)
新田社長は
「飼料用米を活用することで食料自給率向上、水田の維持、環境保全など
社会と共存できるので、この受賞をきっかけに一層取り組みを推進していきたい」
と話してくださりました。
今後飼料用米の利用はますます盛んになると推測されます。
当社も飼料用米を配合した飼料供給を通じて
広く社会の役に立てればと思います。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
株式会社平田牧場ホームページはこちらから ↓
優れた旨みと甘みが特徴の「日本の米育ち豚」を
取り扱っている直営店も掲載されています!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
投稿日:2018年03月14日
カテゴリ:畜産飼料事業
キーワード:トウモロコシ ニワトリ パプリカ 玉子 鶏 鶏卵 黄身 卵
こんにちは。
3月に入り、少しずつ暖かくなってはいますが、まだまだ寒いですね。
来月から新年度スタートです。いろいろと環境が変化するときですが、心機一転 良いスタートを切りましょう!さて、今回は卵の黄身の色についてです。
皆さんは日頃、卵を見ていて「黄身の色が違う...?」と感じることはありませんか?
赤色が強かったり、黄色が強かったりと卵によって、黄身の色が違うことがあります。
実はこれ、ニワトリに与える飼料の原料によって変わってくるのです。そこで、黄身の色に関わる原料の一部を紹介します。
【トウモロコシ】
ニワトリに限らず、多くの家畜の飼料に配合されています。
粉砕されたり、トウモロコシでんぷんの副産物(コーングルテンミール)であったりと形は様々ですが、トウモロコシに含まれる色素が黄身の色に影響を与えるのです。
(写真左:トウモロコシ粉砕品、写真右:コーングルテンミール)
【パプリカ】
皆さんもご存じのピーマンの仲間です。このパプリカの加工品が飼料に配合され、
それを食べたニワトリの産む卵の黄身が赤色に近づきます。
これらのように穀物の実や野菜から得られる原料の他に、花びら由来の原料(マリーゴールド)であったり、カンタキサンチンを黄身の色の調整に使用される場合もあります。
黄身の色に影響する原料は他にもありますが、これらの組み合わせや配合比率をコントロールすることで黄身の色が変わってきます。
そうして得られた黄身の色を写真のような器具や専用の機械を使って確認することで、飼料の配合設計通りの卵が作られているか、管理しています。
この器具は白に近いレモン色から赤に近いオレンジ色まで段階的に分かれ、それぞれに番号があります。黄身の色がどの番号に近いか、を見ています。
(写真:ロッシュ社製 ヨークカラーファン)。
飼料に配合される割合によってわかりやすく違うので、興味深いところです。
知らなかった方は、今度卵の色の違いを見てみてください。
最後になりますが、新年度も頑張っていきましょう!
それでは。
投稿日:2018年03月08日
カテゴリ:原料畜産飼料事業
キーワード:ハーブ ハーブ飼料 ハーブ村 医食同源
皆さんこんにちは!
東京では1月、2月と寒い日が続き、
大雪(北海道や東北、北陸の方からすれば鼻で笑われそうですが...)が降って
公共交通機関が大混乱になりましたが、
三寒四温という言葉の通り、このところ暖かい日があったりと
少しずつ春の訪れが近づいているのを実感する今日この頃です。
この時期は寒暖差が激しく体調管理に苦慮しますよね...
それは動物たちも一緒なんです。
(1/22都内で大雪が降ったときの様子です)
では、鶏や豚、牛や魚といった家畜たちはどうやって健康を保っているのでしょうか。
様々な方法がありますが、当社では「ハーブ」を推奨しております!
「医食同源」の考え方を飼料に活かし取り組んだのが
当社の「ハーブ」事業の始まりです。
では、私達日清丸紅飼料の言う「ハーブ」とはなんでしょうか?一般的にハーブとは、ミントやローズマリーのような香草を思い浮かべると思いますが、コショウや唐辛子などのスパイスもハーブの一種と捉えております。
簡単に申し上げますと"人に有益な植物全般"を「ハーブ」と捉えております。
そう考えると実はかなり身近で普段私たちも食べているものがほとんどなんです。
例えば、「ジンジャー」生姜ですね。
生姜には血行促進の効果があるそうです。
皆さん経験があると思いますが、生姜を食べると体がポカポカしてきますよね。
次に「ガーリック」にんにくです。
おいしいですね!...ではなく、
にんにくには抗菌や強壮といった効果があるそうです。
疲れたときはにんにくをたっぷり食べようなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その他、「オレガノ」「シナモン」「タイム」などのハーブを使用しております。
どれも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
このような様々な「ハーブ」を日々食べることで家畜達の健康を後押ししております。
また、「ハーブ」には、お肉の臭みを抑え、甘みのある優しい味わいになります。
まさに一石二鳥です!!
ここまでお読み頂いた皆様、
ハーブ畜水産物を食べてみたくなってきたのではないでしょうか?
そんなときは、「ハーブ村」もしくは、
当社ホームページ内「食卓の中の日清丸紅飼料」をご覧ください!
そして是非最寄のお店をご利用ください!!
(ハーブ豚ロゴマークです。このマークを見つけたら是非ご購入下さい!)
花粉...いや春はもうすぐそこです!
お肉やお魚を食べて体力をつけて乗り切りましょう!!
ご一読頂きましてありがとうございました。
※医食同源とは...日頃からバランスのとれた食事をとることで病気を予防しましょうという考え方です。
投稿日:2018年03月01日
カテゴリ:その他
キーワード:トラック 移動 輸送 引越し
皆さん、こんにちは。
暦の上では春になりましたが、まだまだ寒い日が続いていますね。
鹿児島は少しずつ暖かい春の日差しも感じられるようになってきました。
さて、春と言えば入学や転勤で引越しシーズンですが、
今日は牛の引越しの話です。
皆さんは、運転中に牛を乗せたトラックを見た事はあるでしょうか。
牛は生後間もない子牛から、出荷される大きな牛まで、
農場間の移動や食肉市場への出荷等、生涯に何度もトラック輸送されます。
離島の場合、船に乗る事もあれば、海外からの輸送では飛行機移動もあります。
(トラックを降りる子牛達↓)
子牛が家畜市場で競りにかけられる場合は、生産農場から家畜市場、
競り落とされれば、子牛は再びトラックに積まれて、次の農場まで運ばれます。
移動先では、よその知らない子牛達と初めて一緒になるので
群れの中の序列を決める喧嘩を始め、群に慣れるには相当な負担です。
(出荷される肥育牛↓)
と畜場へ出荷の際は、時には体重1トンを超える牛達も所狭しと積み込まれます。
サービスエリア等で休憩はあるものの、基本的には立ちっ放しとなるので、
牛にとって大きなストレスになります。
せめて、ゆったりと乗せてあげたいところですが、
車の揺れやブレーキの際に転倒しないように隙間なく積み込まれているのです。
長距離移動であれば、何日もトラックにゆられて、
目的地までに50kg以上の減量する事もしばしばです。
私達の食卓にのぼる牛達は、こうして何度も引越しをしています。
投稿日:2018年02月14日
カテゴリ:畜産飼料事業
キーワード:豚 豚舎 北海道 室温 暖房 温度
みなさんこんにちは!
冬本番、厳しい寒さが続いていますね。
北海道で暮らす私にとっては早く春が来ないかなと待ち望んでいる毎日です。
ところで皆さんご自宅の温度はどれくらいに設定されていますでしょうか?
本州ではよほど寒くなければ暖房控えめにして、
服で調整されている方が多いのではないかと思いますが、
北海道は違います!
暖房をガンガンたいて部屋は暖かく、
室内はTシャツ一枚で過ごせる温度に設定することが多いです。
先日、北海道内のとある養豚場から肥育豚の食下量が落ち込んでいると連絡を受け訪問してきました。
農場内を見させてもらったところ、なるべく暖かく管理しようとされている様子でした。
換気を控えめにしているので室内の空気からはアンモニア臭を感じ湿気が充満し、
室温は普通に歩いて軽く汗ばむ程度(25℃くらい?)になっていました。
肥育豚の快適温度は15~16℃程度
と言われているので、少し暖かすぎると思います。
もちろん、外気が冷たすぎるので換気しすぎると温度が下がり過ぎてしまったり、
そもそも豚舎の構造上うまく換気ができない仕組みになっているのかもしれませんが、
冬場の室内はなるべく暖かくしたいという北海道ならではの感覚もあるのかなと感じた出来事でした。
寒い地方の方はいま一度、
豚舎内の温度を見直してみてもよいかと思います。
意外と豚は暑がっているかもしれませんよ。
それではみなさま、寒さ厳しい折ですのでお体ご自愛くださいませ。
投稿日:2018年02月05日
カテゴリ:畜産飼料事業
キーワード:いわて清流ファーム ホップ粕 遠野ホップ豚
皆さまこんにちは。
記録的な寒波が押し寄せていますが安全にはご注意ください。
さて、外は寒くても暖かい部屋で飲むビールは格別です。
ぷっふぁ~っと抜ける爽やかな香りと、ビールの苦味。
実はこれ、
ホップ
という原料に由来しています。
岩手県はホップの生産量が国内第1位!
そのホップの産地から誕生したのが
遠野ホップ豚です。
遠野市で200年以上の歴史がある上閉伊酒造様より
提供いただいたホップ粕を
いわて清流ファームで乾燥させて
仕上期の豚に与えています。
国産ホップ粕は柑橘系の香りとともに苦味もありますが
豚たちは好んで食べています。
ホップに含まれるポリフェノールの抗酸化作用で
旨みが強く、鮮度が長持ちするのが特長です。
写真の通り淡いピンク色が綺麗です。
上閉伊酒造様といわて清流ファームのコラボレーションで誕生した
遠野ホップ豚が遠野市の新しい名産品となれるよう
PR活動を行ってまいります!
※「ホップ豚」は、日清丸紅飼料株式会社の登録商標です。
投稿日:2018年02月01日
カテゴリ:海外事業
キーワード:おとひめ おとひめEP スジアラ 現地生産 厦門 中国
厦門事務所が2015年10月に開設され、早2年が過ぎました。
その間、様々なトラブル等もあり右往左往した時期もありましたが、2017年10月、現地協力工場において、厦門事務所開設の大きな目的の1つである配合飼料の中国現地生産化が実現しました。
今回現地生産化されたのは、当社水産飼料における主力商品の一つである「おとひめ」というブランドの飼料です。「おとひめ」には複数のタイプがありますが、この度現地生産化された飼料は、エクストルーダーという機械で生産された通称EPと呼ばれるペレット状の飼料です。
「おとひめEP」
「おとひめ」の製造(販売)の為に様々な問題がありました。
先ず、中国協力工場の機械そのものが、日本のそれと異なるために、日本で蓄積している製造データやノウハウ等の応用が殆どできず、中国の現場にて一からの手探り状態で、最適な製造条件を見つけだす作業を余儀なくされました。
当初は兎に角作ってみないと分からない状態からのスタートでありました。
当然全て中国語ですので、確認一つとっても面倒で時間の掛かる作業であることは言うまでもありません。
現地パートナー工場との協力関係の下、当社技術スタッフや関係者が中国現地工場へ足繁く通い、技術指導や情報提供、試行錯誤を重ねた結果、漸く日本品質の配合飼料を製造することができるようになりました。
今後更なる品質向上や拡販活動に注力し、中国における「おとひめ」ブランドの普及を進めていきたいと思っています。
このおとひめEPのターゲットとする魚種の1つが日本名「スジアラ」、中国名「东星斑」と呼ばれるハタ科の魚です。
「スジアラ」
「スジアラ」は中国でも最高級魚の1つとされ白身でおいしいことはもちろんのこと、体色が中国人の好む赤色であることもあり非常に人気がある魚です。特に「蒸し」で食べると絶品です。
最近は少し大きな海鮮レストランの水槽でもよく見かけるようになりました。皆さんも中国へ行く機会がありましたら、レストランの水槽を覗いてみてください。その見た目の美しさや値段の高さにもびっくりすること間違いなしです。
今後、厦門事務所では日本から輸出されている既存商品と、今回現地生産化された飼料販売フォローを行うとともに、新たな市場を開拓すべく、随時市場の調査やマーケティングを実施していきます。
北は河北省から南の海南省まで中国全土が守備範囲です。中国は本当に大きく、現場に赴く度に必ず新たな発見があります。日本では想像もしていなかったようなところから新たな市場が見つかる等、わくわくどきどきの連続です。
2018年も新たな発見があることを楽しみに活動していきたいと思います。