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暑い!朝から、トリスカッシュ ~適切な暑熱対策のために~

まだまだ暑い日が続いていますが、

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

真夏の暑い時期、熱中症で倒れないためにも、水分補給が重要です。

しかしながら、汗でミネラルの失われた体にとっては、

真水を飲むより効果的な水分補給を行える、専用の経口補水液がおすすめです!

そしてそれは人間だけではなく、鶏も同じです。

ということで今回は、

暑熱ストレス用サプリ「トリスカッシュ」をご紹介。

トリスカッシュには、パンティングで失われる重炭酸イオンを補う成分(重曹)や、

飲水量増加に伴う水分排泄の増加により失われる電解質を補う成分(カリウム)、

エネルギーとなる成分(ブドウ糖)、

栄養素の代謝に関与する成分(ビタミンB群)や、

体組織への酸化ストレスの影響を和らげる成分(ビタミンC)が入っています。

当該サプリメントを用いる際は、猛暑になることが予想される日の早朝に、

飲み水に溶かして投与してください。

レイヤーは1,000羽につき100g~300g、

ブロイラーは1,000羽につき300g~1,000gのトリスカッシュが推奨投与量です。

トリスカッシュは、大事な鶏が暑い夏を乗り切るための強い味方です!

ここからは、製品の詳しい働きについて説明します。

① 重曹の働き

暑い日の鶏によく見られる行動として、「パンティング」があります。

パンティングは浅く早い呼吸を繰り返す、体温を下げるための行動です。

体内の熱がこもった呼気をしきりに吐き出すことで、熱を体外に排出する仕組みです。

犬や鶏といった汗をかくための「汗腺」が発達していない動物は、

このような方法で体温を下げようとします。

さらに鶏は、羽毛に覆われており、暑熱ストレスを受けやすい動物です。

パンティングにより、呼気を通して二酸化炭素が多く出ていきます。

排出される二酸化炭素は血中の重炭酸イオンに由来するため、

パンティングが激しくなると血中の重炭酸イオン濃度が低下します。

それに伴って酸性物質が減少することで、血液がアルカリ性に傾いてしまいます。

また、レイヤーでは体内の重炭酸イオンが低下すると、

卵殻形成に必要な炭酸カルシウムの生成に影響し、

卵殻質の低下に繋がります。

これを補うのが、トリスカッシュに配合されている

重曹(重炭酸ナトリウム)です。

重曹の投与により重炭酸イオンが体内に供給され、

アルカリ性に傾いた血液を正常な状態に戻します。

① カリウムの働き

鶏は体温より冷たい水を摂取することで、体温を下げようとします。

気温の上昇と共に飲水量が増えます。

それに伴い細胞内の浸透圧のバランスが崩れ、体液の濃度が薄まります。

体内の余剰な水分は体外に排泄される為、図のような悪循環が起こります。

そこで、飲水に体内から排泄されるカリウムを含ませることで

電解質の補給及びバランスを整えることが期待できます。

トリスカッシュ紹介記事修正図表.jpg

① ブドウ糖の働き

夏の暑さで十分な飼料摂取が確保できない中、レイヤーはエネルギー不足になりがちです。

トリスカッシュに含まれるブドウ糖はエネルギー源として利用することができ、

食欲不振による悪影響を抑えることに繋がります。

② ビタミンの働き

五大栄養素のひとつに数えられる「ビタミン」。

トリスカッシュにはビタミンCとビタミンB群が含まれています。

暑熱ストレスを受けた鶏は、体力・免疫機能が低下し、成績低下に繋がります。

その原因は、体内の活性酵素が増加し、体組織が酸化すること。

そこで、抗酸化力のあるビタミンCを投与することで、

酸化ストレスに影響し、活性酵素の生成を低減させることが期待できます。

また、ビタミンB群は、消化吸収や酵素が働くために重要なビタミンです。

このビタミンB群は複数あることでより高い効果が見込まれ、

十分な飼料摂取が確保できない中でも栄養素の利用効率を高めることができます。

トリスカッシュに含まれるビタミンB群は、

ビタミンB1、B6、パントテン酸、ニコチン酸

の4種類。これらのビタミンがお互いに連結しながら、体内で効果的に働きます。

以上、

① 重曹、②カリウム、③ブドウ糖、④ビタミンC・B群が含まれる

暑熱ストレス用サプリメント「トリスカッシュ」は、

猛暑が予想される日の朝に投与することで、

鶏を体の中からサポートします。

トリスカッシュにより、レイヤーでは産卵成績低下抑制、

ブロイラーでは増体、要求率の改善が期待できます!

酷暑が予想されるこの夏を元気に乗り切り、

夏場の成績低下に備えましょう!

飲水用水によっては沈殿物が発生する可能性がありますので、

弊社営業担当者にご相談の上、ご使用をご検討下さい。

畜産業務部 宍道美月

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