投稿日:2025年04月28日
カテゴリ:水産飼料事業
キーワード:鯉の食文化、鯉料理、山形県の料理
投稿日:2025年04月28日
カテゴリ:水産飼料事業
キーワード:鯉の食文化、鯉料理、山形県の料理
皆さんは鯉を食べた事はありますか? 鯉と聞くと観賞魚といったイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、実はとっても美味しいお魚なんです。
ひと昔前は一般的に食べられていたとされる鯉ですが、今では一部の地域で、特別な時に食べる料理といった印象があります。例えば、鯉養殖の生産地である山形県では、正月やお盆、結婚式などの祝いの席に並ぶ一品として伝えられています。
出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/koinomani_yamagata.html) (2025年4月1日参照)
今回、山形県舟形町の養鯉業者である萬歳鯉屋(ばんざいこいや)さんから、鯉料理を特別に振舞っていただく機会がありましたので、鯉の魅力を是非皆様にご紹介させていただきます! 一般的に鯉は、あらいや甘露煮などで調理される事が多いと思いますが、今回は萬歳鯉屋伊藤社長のアイデアで、和洋中様々な形の創作料理をいただけました。
・創作盛り合わせ(鯉寿司、漬刺身、内臓と味噌の練り物、ネギトロ風3種、カマ焼き) 醤油漬のお刺身は、あらいのコリっとした食感とはまた違い、ねっとりとしたうま味が楽しめました。また、内臓を練った味噌は鯉の卵と一緒にいただきましたが、匂いなども全く気にならず、むしろコクと風味があり非常に美味しかったです。
・鯉の卵と皮を使ったサラダ 初めて食べた皮はコラーゲン豊富なコリコリとした触感で、中華サラダのような雰囲気でした。
・鯉の白焼き 山椒とワサビ、先ほどの味噌といただきました。鯉という素材のおいしさを楽しめる、非常に上品な一皿でした。
・鯉のステーキ まさかのステーキも登場。このような食べ方もあるんだと、社長のアイデアに驚きっぱなしでした。骨切りという調理法をされており、骨も気にならなかったです。
この他にも多くのメニュー振舞っていただきましたが、今回は特に印象に残った料理をご紹介しました。本当にどの料理も美味しく、鯉の可能性を強く感じました!
社長曰く、「鯉はエラ以外捨てる所がない」との事で、今回いただいた内臓味噌や皮の利用以外にも、くちばし、鱗までも調理次第で美味しく食べられるそうです。 普段は飲食系の事業は行ってませんが、鯉の魅力を伝えたいとの志で、定期的に今回のような会を催しているそう。社長の鯉への情熱を感じるひと時でした。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。皆さんに少しでも、"鯉って美味しそう、食べてみたい"と興味を持っていただけたら嬉しく思います。 ご招待いただきました萬歳鯉屋さん、本当に貴重な機会をありがとうございました!
今回調理いただいた鯉は、こちらで購入可能ですので、お近くの際は是非お立ち寄り下さいね。(甘露煮、あらい、カルシウム煮など)
◆生産者情報
店名: 萬歳鯉屋
住所: 〒999-4601 山形県最上郡舟形町舟形138
電話番号:0233-32-2148