投稿日:2017年11月09日
カテゴリ:海外事業
キーワード:アダナ ケバブ トルコ
投稿日:2017年11月09日
カテゴリ:海外事業
キーワード:アダナ ケバブ トルコ
木枯らしが吹き行く今日この頃ですが、
皆さんお元気にお過ごしでしょうか。
本日は当社が海外飼料事業に出資している国である、
トルコについてご紹介していきたいと思います。
皆さんにとって、トルコは昨年の
クーデター未遂やテロが記憶に新しく、
治安も安定しない、というイメージが強いかと思います。
一方で、非常に親日的で、エルトゥールル号遭難事件など、
日本とも関わりのある国なんですよ!
詳しくは映画「海難1890」をご鑑賞下さい!
(名作でした。)
また、実は外国企業の誘致が盛んで、
海外からの投資により大きく経済成長を
遂げている国でもあります。
当社はそんなトルコの良い部分に注目したんですね。
特に注目すべきは
水産養殖、麦類、米、トウモロコシ、果実など、
食料の生産大国であるということです。
トルコはシルクロードにおける東洋と西洋の
結節点であり、オスマン帝国時代から
重要拠点として発展を遂げてきました。
水産においては、地中海・エーゲ海に面した
恵まれた環境下にあり、ヨーロッパで
最も漁獲物販売量が多い国として知られ、
養殖業としてはヘダイ、スズキ、クロマグロが盛んです。
畜産においても、家畜のエサとなる
穀物が豊富であることから、羊に次いで酪農も盛んで、
牛乳生産量1,670万トンを誇ります。
(2013年、出典:FAO)
また、酪農大国が連なるヨーロッパから
スーパーカウと呼ばれる高泌乳牛や
最新技術・設備の導入が進んでおり、
今後の市場拡大が見込めます。
ちなみにヨーグルトの語源はトルコ語の
「ヨウルト(yoğurt)」に由来しているんですね!
そんなトルコですが、
私はアダナという所に行ってまいりました。
アダナまではイスタンブールを経由し、
飛行機で14時間ほど。6時間の時差があります。
(トルコで朝起きると、日本は昼過ぎ。
半日分のメールが溜まっており、いささか焦りました。)
アダナの人口は173万人、
トルコで5番目に大きな都市です。
地中海に面しており、親切な人々、
綺麗な景色、美味しい食べ物が印象的でした。
トルコの代表的な食べ物といえば、
皆さんもご存じの通り、ケバブが挙げられます。
現地ではアダナのケバブはトルコの中でも
特に絶品だと、もっぱらの噂でした。
皆さんのイメージするケバブといえば、
巨大な肉の塊から肉を削いで、
野菜と一緒にパンに挟む・・・・ってな感じですよね?
アダナのケバブは違いました。
豪快!!!
右上のナンのような物(ピデ)にのせて食べます。
トルコの肉料理は、全般的にケバブのように
濃いめの味付けをしていることが多い印象でした。
使用される肉は羊を主として、鶏、牛のミンチなどです。
(宗教上、豚肉はほとんどの人が食べません。)
この食文化のせいか、肉牛農家さんの経営方針も、
日本の肉質主義と大きく異なります。
短期間(生後20ヶ月)で肥育し、
生体重が目標(700kgくらい)に達すると出荷します。
肉牛の畜種は、ホルスタインやシンメンタールなど
乳用種のオスが中心です。
生産の上で重要なのは、いかに短期間で
増体させるか、ということですね。
因みに、肉質や肉色は重要視されず、
牛を売る際にも付加価値は期待出来ないとのことでした。
世界各国、その土地の風習や食文化があり、
いかにそれらを理解していくかが、
海外を楽しむ(仕事でも旅行でも)秘訣かもしれませんね!
それでは!