投稿日:2017年10月10日
カテゴリ:工場関係
キーワード:ロール粉砕機 目立て
投稿日:2017年10月10日
カテゴリ:工場関係
キーワード:ロール粉砕機 目立て
皆さん、こんにちは。
朝晩はだいぶ涼しくなってきました。
季節の変わり目で体調を崩されてないでしょうか!?
私は自転車で国道最高地点(標高2,172m)の渋峠に行ってきました。
紅葉はまだまだでしたが、頂上からの絶景は最高で機会があれば、
また挑戦したいと思っています。
さて、私達の飼料工場は
『粉砕⇒ふるい分け⇒計量・配合⇒加工』
という行程を経て製品を出荷しています。
※詳しくは下記をご覧ください
「飼料ができるまで」
各行程では様々な製造機械があり、
中でも粉砕工程の機械は重要機械の一つです。
粉砕工程では、主にロール粉砕機、
ハンマー粉砕機の2種類の機械を使用しており、
粉砕粒度や粉砕品によって使い分けています。
↑当社工場内のロール粉砕機
製造担当者として、9月末に機械メーカーが主催する
ロール粉砕機に関する「ロール目立て研修会」に参加してきました。
そもそもロール粉砕機とは、
速度が違う2本のロールの間を原料が通過することで、
原料を粉砕する機械です。(飼料に限らず、食品や製粉で多用されています。)
↑ロールにしっかり刻まれた「目」
その2本のロールには「目」と呼ばれる溝が削られており、
求める粒度が細かいほど、「目」の数も多くなっていきます。
またロール摩耗により、「目」の溝が浅くなり、
粉砕が上手くできなくなってしまいます。
その為、定期的に「目」を再度削りなおす
「目立て」を機械メーカーにお願いしています。
(左)ロールに目を刻んでいるところ
(右)削り具合を測定して確認しています
研修会では、「目立て」の実演があり、
40年間目立て技術を磨き上げた熟練作業員の方が
機械を操作する姿は、無駄な動作がなく非常に格好良かったです。
このような技術を持った方々が見えないところで、
何気ない生活を支えており、業種は違えど
飼料製造に関わる人間として、技術を磨いていく必要があると痛感しました。