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夏しらず!~鶏の食欲低下予防のために必要なこと~

5月に入り徐々に暖かくなってきました!


今回は鶏の暑熱環境下の食欲維持をサポートする当社のミックス製品(※)の
「夏しらずA」をご紹介します!

※通常の餌と一緒に与えるサプリメント的飼料ですnatsubate_boy.png


さて、いきなりですが皆さんはどんな時に食欲が無くなりますか?
パッと思いつくのは、暑い夏ですね。いわゆる夏バテです。
なぜ、夏になると自然と食欲が無くなるのでしょうか・・


夏の原因を考える前に、逆に冬はどうでしょう?
寒い日に、温かい鍋を囲んで食べるとついつい食べ過ぎてしまいますね。
当たり前ですが生き物には「体温」があり、
その体温を維持するために体内の熱量(エネルギー)を生産・消費します。

外気温が寒い冬となれば、一層エネルギーが必要となりますね。
そして食事を通して、消費したエネルギーを補給します。

一方、太陽かんかん照りの夏。

ここ数年の日本列島は最高気温を年々更新し40度を超える地域も多数、
中には45度以上の所もあります。


皆さんの平熱は何度ですか?

36度前後が人の平均体温と言われています。

人は恒温動物であり、その体温を保とうとし体内で熱を産出する一方、
汗をかき体温を外に逃がすことで熱を放出し、体温調節を行っていますよね。

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では、鶏はどうなのでしょうか?

鶏の平均体温は41度前後と言われています。(直腸温度)
そのうえなんと、汗腺(皮膚にある汗を出す器官)がなく汗をかけない上に全身を羽毛で覆われていています。

まるで一年中羽毛のコートを着ているかのよう・・・

と、なると体温調節の手段は主に


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①体内にこもった熱を、呼吸量を増すことで体外に放出(浅速呼吸、又はパンテング)

②飲水(水分)をしっかり摂取し、体温を下げること

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の2つになります。


鶏の中でも、今回は卵を産む鶏、レイヤーに注目したいと思います。


一般的に多くのレイヤーは効率的な飼育のため鶏舎という一つの建物の中で、
数万羽単位で飼育されています。

普段から体温が高く、汗をかけないレイヤーにとって夏の外気温上昇は脅威です。


ではレイヤーの食欲が低下した場合、その後どんな影響があると思いますか?
まず体内で生産されるエネルギーが低下します。

先ほどエネルギーを消費する→食べて補うという流れがありましたが、
逆を言えば食べない(=栄養補給がない)と必要なエネルギーを作り出せません。

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レイヤーのエネルギーは①体の維持と②卵の生産に使われます。
つまり、エネルギーが足りなければ、体力が落ち卵を生産することも難しくなります。


また辛うじて夏を乗り越えても、秋口の産卵成績の低下にも繋がる原因にもなります。
だからこそ、夏場少しでもレイヤーが餌を食べるように、
同時に食べた餌から必要な栄養を効果的に吸収できるような工夫が必要です。



夏知らずA 紙袋写真.pngそこで今回ご紹介させていただく製品が

「夏しらずA」です!



「夏しらずA」は、以下のような特徴を持った原料を
バランスよく配合しています。







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1.血液のイオンバランス調整、卵殻質の維持  ☆重曹

夏知らず図2.png

体温上昇により、自然と呼吸が浅く早なり(浅速呼吸(パンテング)という)、
通常より多くの二酸化炭素(CO2)を排出します。
これにより酸を失った血液はアルカリ性に傾き(※2、更には重炭酸イオン(HCO3)が減少します。

この重炭酸イオン(HCO3)は、卵の殻を形成するために必須な炭酸カルシウムの源となるため、
その低下は同時に殻の質の低下(割れやすいなど)の原因となります。


重曹(重炭酸カルシウム/NaHCO3)はアルカリ性に傾いた血液を中性に戻し、
卵殻質の維持にも働きかけます。
またナトリウム(Na)を摂取し、水分補給を促します。

※身体が正常に機能するためには、血液のpH(水素イオン濃度指数)は一定の範囲に保たれる必要があります。
酸性とアルカリ性それぞれに傾き過ぎると、体調不良等を引き起こす。

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2.タンパク質、炭水化物、脂質の代謝や酵素活性 ☆ビタミンB群の増強

ビタミンB群は、下記の8種類のビタミンから成り立ちます。
【ビタミンB1B2B6B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン】


食べ物から摂取した物質(炭水化物、タンパク質、脂質等)は
体内でエネルギー、筋肉、脂肪など異なる物質に再合成され変化することが代謝です。

この物質の変化には、全て体内の酵素の働きが必要となります。
これらの酵素の働きをより活性化してくれるのが、ビタミンB群なのです。


またビタミンB群は単体で摂取するより、まとまって摂取してはじめて機能します(相互作用)。
夏しらずAには上記8つのうち、4つのビタミンB群が含まれており、
これらを継続的に増強してあげることが、暑さのストレスを受けている(ヒートストレス下の)鶏にとって大切なのです。

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3.インシュリン調整機能の活性化に関係 ☆有機クロム

インシュリンとは、血糖値を調整してくれるホルモンです。

有機クロムとは、そのインシュリンを活性化させるミネラルで、暑熱下の鶏の健康維持に働きかけます。

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4.抗酸化機能・食欲増進 ☆ハーブ/クローブ

また抗酸化機能として期待される「ハーブ原料」のうちクローブも採用しています。

これらの原料を弊社独自の技術で、バランス良く組合せ、
夏季の食下量低下防止・食下量改善と暑熱環境下での高産卵維持、
生産性改善をサポートしてくれるのが「夏しらずA」です!


製品の詳しい情報は当社各畜産営業課までお問い合せください。

====畜産営業課 お問い合わせ先====

北海道支店 畜産営業課 TEL0134-34-2363 FAX0134-22-5194

東北支店 畜産営業課 TEL022-217-9766 FAX022-217-9776

関東支店 畜産営業課 TEL0299-92-4981 FAX0299-92-4986

中部支店 畜産営業課 TEL0566-42-2821 FAX0566-42-2829

西部支店 畜産営業課 TEL086-444-8121 FAX086-445-0057

九州支店 畜産営業第一課 TEL099-269-1661 FAX099-268-8084

     畜産営業第二課 TEL092-433-8210 FAX092-433-8214

畜産業務部 小池咲子

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