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養豚管理ソフトでわかること②


前報(2017年02月)で、当社では、MNFIS豚版を活用し、ベンチマーキングを行っていることを報告致しました。ベンチマーキングでは、それぞれのお客様の生産成績が、相対的にどのような位置づけになっているのかを判断頂いております。

MNFISベンチマーキングも10年目となりました。収集させて頂いたデータにより、現在は、別途 歴年での成績比較資料を作成することによって、お客様の成績の推移を確認頂き、着眼すべき項目等につきご相談させて頂いております。お客様の成績推移はそれぞれ変動がありますが、全体的な傾向について、2008年~2016年までの生産成績の一部をまとめてみました。

※TOP:当年の離乳子/腹/年TOPユーザーの成績(歴年で必ずしも同一ユーザーではない)。
<離乳子/腹/年 及び 参加農場数>
技術グラフ1.png

推移として、全農場平均(+1.1頭/腹/年)、上位25%農場平均(+2.3)、TOP農場(+4.9)と増加しております。また、参加頂いている農場数も+30農場(78→108)と増加しております。
他の成績ではどうでしょうか。

<産子/腹>                       <生存産子/腹> 
技術グラフ2.png   技術グラフ3.png

<離乳子/腹>
技術グラフ4.png

1腹あたり産子数,生存産子数,離乳子数についても、変動はありますが、同様の傾向が見られます。
成績の傾向として、TOP農場,上位25%農場平均,全農場平均 それぞれ増加傾向にありますが、上位農場の成績の増加はさらに大きくなっています。成績を左右する要因は様々です。TOP農場について、必ずしも同一ではありませんが、上位25%農場成績の増加から鑑みるに、種豚,飼料のスペックの向上と共に、飼養管理技術の向上に起因していることも多いと考えます。
我々はこれからもMNFISとベンチマーキングデータを活用し、皆様に様々な情報をお届けしようと考えておりますので、今後共よろしくお願いいたします。

技術サポート部 新田良平

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