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2016年12月22日 価格改定
平成28年度第4四半期(平成29年1~3月)の畜産用配合飼料価格
当該期間の畜産用配合飼料は28年10~12月期に対して値上げと致します。
〈主な要因〉 米国とうもろこしは史上最高の豊作で在庫率も上昇しますが、農家売りの鈍さや米国への輸出需要集中、また、原油高からエタノール産業も活況で、シカゴ相場は360セント前後と堅調です。大豆も世界的に増産が見込まれますが、中国の需要旺盛などでシカゴ相場は大豆・大豆粕とも堅調です。海上運賃も中国による鉄鉱石、石炭、大豆などの輸入が活発で船腹需給が締まり、フレート相場は反発中です。更にとろもろこし、大豆粕とも円安の悪影響が大きく、29年1~3月期の配合飼料価格は値上げと致します。
以上
平成28年度第3四半期(平成28年10~12月)の畜産用配合飼料価格
当該期間の畜産用配合飼料は28年7~9月期に対して値下げと致します。なお、代用乳等は乳製品価格上昇より、値上げと致します。
〈主な要因〉 今季の米国とうもろこしは史上最高の豊作が見込まれ、シカゴコーン相場は3ドル台前半と軟調です。コーン輸出需要が米国に集まるなか、農家売りが鈍く、港湾渡し価格(FOB)は堅調ですが、トータルでは前期比でとうもろこし価格は軟化しています。米国大豆も史上最高の豊作が期待されるなか、大豆粕価格も前期比で下がります。海上運賃は乾貨物荷動きが上昇気味で原油価格(船舶燃料)も堅調ですが、円高傾向もあり、28年10~12月期の配合飼料価格は値下げと致します。なお、代用乳等は乳製品価格上昇より、値上げと致します。
以上
平成28年度第2四半期(平成28年7~9月)の畜産用配合飼料価格
当該期間の畜産用配合飼料は28年4~6月期に対して値上げと致します。
〈主な要因〉 ブラジルの干ばつ、アルゼンチンの長雨で南米とうもろこし生産に懸念が深まり、シカゴコーン相場は4ドル台となっています。更に米国で受粉を前に高温少雨の心配がありますことから、相場堅調が続いています。大豆粕は主にアルゼンチン大豆減産を材料にして、とうもろこし以上に強い相場が4月中旬から続いています。海上運賃に大きな反発は見られず、為替も円高ですが、大豆粕を中心としました穀物相場上昇が厳しく、28年7~9月期の配合飼料価格は値上げと致します。
以上
平成28年度第1四半期(平成28年4~6月)の畜産用配合飼料価格
当該期間の畜産用配合飼料は28年1~3月期に対して値下げと致します。
〈主な要因〉 南米のとうもろこし生産は順調に推移しました。また、4月から播種が本格化する米国とうもろこしの作付面積も昨年を上回る予想(米国農務省2月時点)で、シカゴ相場は3ドル70セント前後の落ち着いた動きとなっています。大豆粕も南米大豆生産が好調、更に米国の大豆搾油の稼働も好調で、シカゴ大豆ミールは頭の重い展開が続きます。海上運賃も底値をつけた可能性はありますが、強い反発は見られません。各市況に力強さがないなか、年初来、大きく円高が進んだことから、28年4~6月期の配合飼料価格は値下げと致します。
以上